最大の関門は面接

特殊な職業というのは、就業や転職の可否が書類でほとんど決まることが多いものです。
特にIT系の仕事の場合ですと、自身のこれまでの経験から、自社の業務を担うことができるかどうかを重視されます。その上で面接を行い、主にコミュニケーション能力を試されます。IT技術が広く一般に浸透したため、IT技術者であっても技術と知識だけでなく、顧客の希望を上手に吸い上げるためのコミュニケーション能力が高く評価されるのです。

では、資格を持った人でしかできない看護師という特殊な職業の場合はどうでしょう。
もちろん過去の経歴も大切ですが、実は一番重要視されるのは面接であることがほとんどです。ですので、書類で落とされる可能性は低いものの、面接ですべてが決まると言っても過言ではありません。そうであれば、転職前に面接の対策をしっかりしておく必要がありますね。とはいえ、面接と言っても長くて一時間程度しかありません。限られた時間の中であなたの看護師としての実力とあなたの人としての魅力を十分に伝えることができなければ、転職の成功もおぼつきません。

まずは、予想される質問については事前に答えを用意しておきましょう。通り一辺倒の志望動機や転職の理由はもちろん、看護師としての自身の観点を明確にしておきましょう。その上で、面接している職場でその観点を生かすことができることをアピールできるように答えを考えましょう。求人側は、転職者に対して即戦力であることを希望するものです。ですので、その職場に入った時に十分に活躍することができることをアピールしなければなりません。うそはいけませんが、これまで看護師としてどのような経験をつみ、どのようなスキルを身につけたかをきちんと説明しましょう。

応募理由についても当然聞かれます。事前に新しい職場のことをリサーチし、どのような面で自分に合っていると感じたか、どのようなことで自分が職場に役立つことができるのかをしっかりとアピールしましょう。これとは裏返しに、こうして調べたものの、面接でクリアにならなかった点については質問するようにしましょう。最低3つくらいまでは面接時に質問できるように、事前に5〜6つくらいの疑問点も洗い出しておきましょう。質問が無かった場合、求人側は自分たちの職場に興味が無いと判断してしまいます。

退職理由も聞かれます。この時ネガティブな返答をしてしまうと、同じ理由で辞めてしまうことを相手に連想させてしまいます。たとえ人間関係の問題であってにしても、その問題の根源を考え、看護師としての糧にするために転職をするきっかけとなったことをアピールできる内容にしましょう。
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